和菓子なら東京屋製菓

最中アイスを和菓子屋さんで食べてみませんか?

日本各地の希少価値のあるおいしい食材を和菓子屋さんが長年培ってきたノウハウを活かして自家製アイスクリームを製造しました。 アイスクリームの主原料は「牛乳」、「生クリーム」、「砂糖」の3種類です。 多くのお店では、「牛乳」、「生クリーム」、「砂糖」の3種類の配合を決め、それをベースにトッピングを増やしていきます。

しかし、東京屋製菓の最中アイスは商品毎に「牛乳」、「生クリーム」、「砂糖」の分量を調整し、一番味が活きる配合をしています。
和菓子には団子などの焼き物や干菓子、生菓子などいろいろな種類があり、それぞれレシピは全く異なります。

そこに日本人特有の味への繊細さが表れていると感じ、その繊細さをアイスクリームにも活かせないかと試行錯誤してできた商品が和菓子屋さんの最中アイスです。 ぜひ一度ご賞味ください。

和菓子屋さんの『最中アイス』商品ラインナップ

和三盆糖アイス

和三盆糖アイス

【300円(内税)】

阿波徳島の和三盆糖を使用したアイスです。

黒糖アイス

黒糖アイス

【300円(内税)】

沖縄波照間島の黒糖を使用したアイスです。

小倉アイス

小倉アイス

【300円(内税)】

北海道十勝しゅまり種小豆を使用したアイスです。

レーズンアイス

レーズンアイス

【300円(内税)】

山梨県産の巨峰レーズンを使用したアイスです。

抹茶アイス

抹茶アイス

【350円(内税)】

京都宇治の抹茶を使用したアイスです。

季節のアイス

季節のアイス

【300円(内税)】

秋は栗、冬は苺、春は桜、夏は地元ブルーベリーを使用しています。

さくらアイス

さくらアイス

【300円(内税)】

[春の季節のアイス]さくら餅をイメージして作ったアイスです。

尚、あんこのトッピングは21円(内税)増し、黒糖・きな粉のトッピングは無料です。
裏メニューでどら焼きを焼いている時に限り、どら焼きアイス(300円(内税))も出来ます。

黒糖トッピング
あんこトッピング
きな粉トッピング

最中アイスのおすすめのおいしい食べ方

最中アイスのおすすめのおいしい食べ方をご紹介します。
また、当店にはご来店されたお客様用にお茶をご用意しておりますので、お茶を飲みながらゆっくり召し上がって頂ければ幸いです。

一度で2度おいしい最中アイス

提供時の最中アイス

東京屋製菓では、最中アイス提供時に写真のよう形で木のスプーンを付けて提供しております。 そのスプーンを使用して最初は最中には触れずにアイスだけを食べ、アイスの味をご堪能ください。

だんだんアイスが少なくなってきたところで、アイスを押しつぶしながら最中を閉じます。 そして最中にかぶりついてください。パリパリとした最中の食感と、相性バッチリのアイスとのハーモニーを楽しみながら召し上がってください。

このように食べることで、前半と後半で違った形で最中アイスを楽しむことができますのでぜひお試しください。

最中をスプーン代わりに

ちょっとかぶりつくのには抵抗があるという方におすすめのこの食べ方。 上側の最中を一口ぐらいの大きさに折って、その最中でアイスをすくって食べていくという食べ方です。

この食べ方のポイントは、最中がだんだん柔らかくなってきたタイミングでアイスと一緒に食べることができるということです。 パリパリな最中ではなく少ししけってきたぐらいの感じが好きな方には特におすすめです。

最中アイス商品詳細

最中の皮について

最中アイスは最中種(最中の皮)に石川加賀の米粉を使用したオリジナル最中です。
米粉を使用することでパリッとした食感が際立ち、冷たくて柔らかいアイスとの相性バッチリです。
アイスと最中を最高の食感で味わっていただきたいという思いから、当店の最中アイスはご注文頂いた後に 店頭でアイスを最中に挟んでご提供しております。

和三盆糖アイスついて

和三盆糖アイス

アイスの主原料の一つである「砂糖」に阿波徳島の和三盆糖を使用したアイスです。 和三盆糖の原材料である竹糖という砂糖黍(サトウキビ)は、形状や味が一般的な砂糖黍とは大きく異なります。

竹糖は一般的な砂糖黍に比べ大量栽培に向いていないため、希少価値が高く多くは和菓子(特に干菓子)の材料として使われています。 そんな和菓子向けといっても過言ではない阿波和三盆糖をふんだんに使用してできたのがこの和三盆糖アイスです。 アイスにこの和三盆糖を使用することで口当たりがすっきりした味わいになっています。

黒糖アイスについて

黒糖アイス

和三盆糖アイスと同様にアイスの主原料の一つである「砂糖」に沖縄波照間島の黒糖を使用したアイスです。 黒糖といえば沖縄ですが、その中でも波照間島の黒糖は県下随一の高品質で国内でも最高級の黒糖と言われています。

生産量に限りがあるため希少価値が高い波照間の黒糖をアイスに使用することで、黒糖がもともともつ濃密な甘さとすっきりした後味を活かした仕上がりのアイスです。 すっきりした後味から一つ二つと食べたくなる味ですのでぜひ一度ご賞味ください。

小倉アイスについて

小倉アイス

小倉アイスの餡は、原材料に北海道十勝しゅまり種小豆と北海道十勝大粒小豆を使用した東京屋オリジナルブレンドのあんこです。 また、こしあんと粒あんの2種類をアイスに合わせて最適な形でブレンドし最中にぴったりなあんことなっています。

最中とあんこはそれぞれ和菓子には欠かす事のできないものを、アイスとして新しい味わいに昇華できたと自負しております。 和菓子屋として一番こだわっているアイスでもありますので自身をもってオススメできる逸品です。

レーズンアイスについて

レーズンアイス

そのまま食べても美味しい、山梨県産の巨峰を使用したアイスです。 大粒で、葡萄そのものの美味しさを味わえるレーズンを、東京屋製菓こだわりのアイスと組み合わせ、 食べごたえのある、濃厚な旬の味わいの逸品に仕上げました。

しっとりとした上品な味わいと香りが特徴で、お客様からは「甘さに絶妙な酸味が病みつき」とご好評いただいております。 産地直産のここだけのレーズンアイスを是非、ご堪能ください。

抹茶アイスについて

抹茶アイス

抹茶の中でも伝統のある、京都宇治抹茶をふんだんに使用した、当店オリジナルの抹茶アイスです。 原料を妥協することができなかったために、値段が他の種類より高いですが、 その分、抹茶好きにはたまらない本格的な味わいに仕上がっております。

宇治抹茶特有の風味や苦みを残しつつも、濃厚なアイスとの組み合わされた相性抜群の宇治抹茶アイスをご賞味ください。 お好みでトッピングのあんこと一緒に召し上がっていただくのもオススメです。

さくらアイスについて

さくらアイス

さくらの味ってわかりますか?さくら自体を食べることはありませんよね。 さくら味の食べ物の定番である「さくら餅」はさくらの葉が使われており、「さくら茶(さくら湯)」はさくらの花が使われています。 さくらテイストのお菓子ではさくらんぼのエキスが使われていたりもします。

当店のさくらアイスでは、さくらの葉を散らばせて、花を砕いていれています。 さくら餅のイメージをそのまま最中アイスにしておりますので、口に入れたときのさくらの風味をぜひ味わってみてください。

最中アイス誕生秘話

「アイスを売る」ただそれだけなのですが、最中アイスを販売しようと考えてから実際の販売にこぎつけるまでには様々な苦労がありました。 簡単ですが、東京屋製菓での最中アイス開発から実際に販売するまでのエピソードをご紹介します。

アイスクリームを始めたきっかけ

アイスクリーム販売を開始してからよく「和菓子屋さんがなぜアイスクリーム販売を開始したのですか?」と アイスクリームを始めたきっかけを聞かれることがあります。 その答えは、やはり和菓子屋は夏に弱い商売だと感じていたからに他なりません。

2016年に店舗を大きくしてスタッフを増やした為、夏も売り上げが伸びました。 しかし、まだ他の季節に比べると暇な時間があり、何か夏に強い新商品を・・とスタッフと話したところ アイスクリームの販売をしたいという意見が上がりチャレンジしようということになりました。

また、東京の下町で育ったスタッフから昔懐かしい最中アイスをやりたいという意見が 上がったのでそれではという軽い気持ちで研究を始めました。

販売開始環境が整うまでに

冷蔵庫

最初アイスクリームの販売をやってみたいと業者に話したところ、大変難しいという答えが返ってきました。 理由はふたつあり、ひとつは機材に相当お金がかかる点、もうひとつは保健所の許可が難しいという点でした。
そこで商品開発をいったん製菓学校出身の二人のスタッフに任せ、機材のカタログの取り寄せと保健所へ相談に行きました。 保健所の担当者の最初の答えは「アイスクリーム製造は初めてで情報が少ない為次までに調べておきます」というものでした。

2回目に保健所に言ったときには「アイスクリームは難しい。ソフトクリームではすぐに許可が出せるのでソフトクリームにしたらどうですか?」という提案でした。 しかしソフトクリームは友人のお茶屋さんが近所でやっていることと、どうしても最中アイスに挑戦したかったことから断り、 どうしたら許可が出るか訊ねたところ、県の保健機関と相談してみるという返答を頂きました。

そこからなかなか返事が来ず、保健所に訊ねてみたところ、許可を出すのは、アイスクリーム室の設置とそれに伴う機材の設置という返答がきました。 そのためアイスクリーム室の設計図と機械の見取り図を業者に頼みまた保健所に相談に。 その時の回答としては四方を衛生的な壁に囲み、二層のシンクと冷蔵庫、冷凍庫、大腸菌の熱処理機械、アイスクリームの製造機械、 及び取り扱い説明書の添付が最低条件という答えでした。

そこで、スタッフと機械と最中アイスを実際に販売しているお店を見学する為に東京に研修に行きました。 機械メーカーでは一からアイスの作り方を教えてもらいそれまで試行錯誤をしていたレシピを確認してもらい助言を頂くこともできました。 メーカー担当者からの「アイスが嫌いな人はいない」という言葉に励まされ必ず最中アイスを成功させようと強く思いました。

そのデータを持ち込み4回目に保健所に相談にいったところ、アイスクリームの製造に関しては店頭販売に限り許可が出る可能性がある。 しかし、店頭販売する為には店頭で喫茶店営業許可の取得が必要といわれてしまいました。

喫茶店の営業許可の取得条件は、店の中に四方を囲み冷蔵庫の設置、二層のシンクの設置、カウンターの設置というハードルの高いものです。 正直ここで私はアイスクリームを販売することは諦めようかと考えました。 というのも、和風店舗にするため大工、左官屋、インテリア、電気屋、設計士というその道のプロの方々と打ち合わせを重ね、 それぞれの個が力の限り努力しすばらしい店舗を半年前に作ったばかりです。いわば完成した形の状態です。 そこからその中に壁を作るということは不可能に思えました。

ある夜、店舗を見回しアイスクリームのことを考えていたところ、あることに気がつきました。 それは店舗の壁に二層式のシンクを設置しその横に冷蔵庫を設置、カウンターの代わりがショーケースで、 それを囲めば喫茶店の営業許可のとおりに成るということです。しかし、喫茶店としては場所が狭すぎることがひとつの問題でした。 たった一坪の広さで営業許可が下りるのかが疑問でした。 そのため喫茶店の営業許可申請に場所の広さがないことを確認し、設計図を作り5回目の保健所に相談に行きました。

保健所の回答は即答できない為、県に相談してみるという事でした。 その後連絡があり、営業許可が下りそうだというお話を頂き、工事の段取り、全資料の作成を行い6回目の保健所にうかがいました。 保健所にすべての資料を確認してもらったところ、食品衛生責任者をもう一人立てることで許可出来ます回答でした。 当社では私以外に二人、製菓衛生士の資格を持っている人間がいた為、食品衛生責任者の申請がスムーズに進み、 7回目の保健所訪問時に全資料、また食品衛生責任者の資料を持ち込んでようやく現場確認の日程と申請料を支払う段取りまでこぎつけました。

現場確認の日程に合わせ、業者に工事の予定を組み店の景観を崩さず、許可どおりの工事を行い保健所の現場確認の日を迎えました。 当日アイスクリームの製造場所は問題ありませんでした。 しかし、冷蔵庫上の棚の撤去を義務付けられましたが、その棚は恵比寿講を安置していた場所の為、移動出来ずしかたなく、全てを囲む工事を行いました。

工事後の写真を保健所に持ち込み、8回目にしてようやくアイスクリーム類製造業と喫茶店営業の許可書が降りました。 申請が許可されるまで約4ヶ月かかりアイスクリームの申請の難しさを感じました。 実際アイスクリームを作り販売するには保健所の指摘はもっともなことであると理解でき、またその間アイスクリームについて調べることで、 アイスクリーム製造の注意点が理解できたことは大変有意義であったと感じています。 一連の申請について調べ助言を頂いた保健所の担当職員に感謝しています。

アイスクリーム商品開発について

アイスクリームの味については、最初のイメージはあまり乳成分の多くない最中の皮にあった味にしたかった為、 担当のスタッフに何度もレシピを作ってもらいました。 担当のスタッフには原材料のこと考えずとにかくおいしいアイスを作ろうと約束して何度も試作をしてもらいました。

最初のベースのホワイトアイスは何度も試作をしたが中々合格点が出ずに苦労をさせてしまいましたが、 東京研修のときにアイスの味は糖分の質に左右するという話を聞き、冗談半分で和三盆糖を使用したところ、 実に味がよく理想の形に近づいてきたので和三盆糖を使用したレシピを研究してもらいました。

また、研究過程で波照間の黒糖も使用した場合もこれまた美味で黒糖を柱としたレシピも研究しました。 抹茶については最初から宇治の甘みのある最上級の抹茶を使用することを決めており、抹茶の濃さをスタッフ全員で試食をして何度も試し濃い目の味に決定しました。 しかし原価計算をすると一個抹茶の原価だけで100円を越す結果となり、やむをえず抹茶だけ、売価を上げる決断をしました。 その後、小倉、栗とレーズンと添加物を指示し、試作を何度もしてもらったがあまりうまくいかず、ぎりぎりまで業者と相談し試作を繰り返して商品化に進めました。

本当に担当スタッフには苦労をかけたと思います。 しかしそのおかげで納得のいく本当においしいアイスが出来たと思っています。 また当社のアイスはすべて最上級の材料を用いており、特に牛乳の質にこだわった本当においしいアイスになりました。 また最中の皮については石川の加賀種さんに幾つ物試作を作ってもらいその中から和菓子屋らしく富士山の近くの店らしい皮に決めました。 パッケージについては2転3転し業者の方に迷惑をかけましたが、若い女性がアイスを食べたときに洋服が 汚れないという考えどおりのパッケージになり大変感謝しております。

全ての人々の力により作られたアイスが売れることを心から願っております。 いや必ず売れると確信しております。

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